未来を拓く「自分流」研究 がんの制圧から人工知能まで
2026年に創立60周年を迎える帝京大学が記念事業の一環として2023年10月に帝京大学出版会を創設。本書は、帝京大学先端総合研究機構に所属する19人の研究者による多彩な研究成果を一般に分かりやすく解説した内容で、帝京選書の第1弾として発行しました。AI、健康科学、社会連携など文理融合型の学際研究を進める同機構の社会課題解決に向けた取り組みを収録しています。
編著帝京大学先端総合研究機構/浅島誠・岡ノ谷一夫ほか17人
発行2023年12月
判型四六
頁数344
ISBN978-4-434-33173-2
定価2,640円(本体価格2,400円+税)
- はじめに
- Ⅰものをつくる、究める
- ■胎児外科から8K医療へ
- オープンイノベーション部門 特任准教授
- 山下 紘正
- ■設計とものづくりの面白さ
- 社会連携部門 教授
- 田沼 唯士
- ■未来の手術ロボット
- オープンイノベーション部門 特任教授
- 光石 衛
- ■がんの完治に向けた「3本の矢」
- 健康科学研究部門 教授
- 岡本 康司
- Ⅱ世界を知る、学ぶ
- ■確率的事象の直観的推論
- 次世代教育研究部門 特任教授
- 市川 伸一
- ■物の寿命を測る
- オープンイノベーション部門 特任教授
- 横堀 壽光
- ■複雑な流体現象に挑戦する
- オープンイノベーション部門 教授
- 植田 利久
- ■私の心と動物の心
- 複雑系認知研究部門 教授
- 岡ノ谷 一夫
- Ⅲからだを守る、理解する
- ■体内環境を保つ腎臓と生活習慣病
- 健康科学研究部門 教授
- 医学部内科学講座 教授
- 柴田 茂
- ■究極の危機管理システム「免疫」
- 医療共通教育研究センター 客員教授
- 安部 良
- ■体を作って守る上皮バリア
- 健康科学研究部門 教授
- 月田 早智子
- ■細胞内シグナル伝達研究と治療法開発
- 健康科学研究部門 准教授
- 森川 真大
- ■動物の形作りと器官形成の仕組み
- 複雑系認知研究部門 特任教授
- 浅島 誠
- Ⅳ未来をデザインする、創造する
- ■人間の存在を問う
- ヒューマニティーズ研究部門 特任教授
- 羽入 佐和子
- ■テレワークで社会のかたちも変わる
- 社会連携部門 特任教授
- 中西 穂高
- ■ロールズとセンによる新厚生経済学の批判的展開
- ヒューマニティーズ研究部門 教授
- 後藤 玲子
- ■災害時地域医療支援ツールの開発
- 危機管理研究部門 教授
- 医学部 救急医学講座 主任教授
- 森村 尚登
- ■AIによる境界領域からの突破口
- AI活用部門 教授
- 城戸 隆
- ■人工知能とこれからの社会
- AI部門 特任教授
- 甘利 俊一
- あとがき