砕葉史研究 帝京大学シルクロード叢書003

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かつてシルクロード交易の拠点だった都市スイヤブ。インドに向かう玄奘三蔵が立ち寄り、詩仙・李白が生まれたとされるこの地は、7~8世紀には唐朝の西方進出の最前線となり、「砕葉」とも呼ばれた。東西交流の場として栄えたがやがて草原の中に隠れ、現在はアク・べシム遺跡(キルギス共和国)として、帝京大学シルクロード調査団などの手で発掘が続けられている。本書ではスイヤブ=砕葉の埋もれた歴史を、文献や出土資料の解読を中心に分析していく。帝京大学シルクロード叢書第3弾!
編 | 山内和也 |
発行 | 2025年3月26日 |
判型 | A5 |
頁数 | 約280 |
ISBN | 978-4-434-35421-2 |
定価 | 3,850 円(本体価格 3,500 円+税) |
はじめに/砕葉とアクべシム(齊藤茂雄)/文献史料から見た砕葉城(齊藤茂雄)/唐代砕葉鎮史新探(柿沼陽平)/王方翼攷(柿沼陽平)/タラス河畔の戦いと砕葉(齊藤茂雄)/隋唐随身符制新探(柿沼陽平)/文物としての随身魚符と随身亀符(柿沼陽平)/アク・べシム遺跡出土『杜懐寶碑』再読(齊藤茂雄)/『杜懐宝碑』の書風に関する書道史的考察(福井淳哉)