一九三〇朝鮮人生徒の日記 十四歳、京城府での一年
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二十数年前、著者がソウルの古書店で偶然手に取った、1冊の古びた日記帳。それは1930年(昭和5年)に書かれたものだった。日本統治下の朝鮮・京城府(現・ソウル特別市)に生まれ、高等普通学校(現在の中学校、高校)に通う14歳の少年は何を学び、何を楽しみ、何を食べ、どんな生活を送ったのか。ハングルと漢字、そして日本語も交えて綴られた日記からは、彼――Y君の青春と、京城の様子がリアルに浮かび上がってくる。そしてY君のその後の人生は――。
著 | 原 智弘 |
発行 | 2025年2月15日 |
判型 | 新書 |
頁数 | 228 |
ISBN | 978-4-434-35263-8 |
定価 | 1,000 円(本体価格 909 円+税) |
プロローグーー日記との出会い/第一章 日記をひもとく前に/第二章 学校生活あれこれ/第三章 読書とスポーツと/第四章 Y君の夏休み/第五章 Y君の日常――医療、映画、年中行事/長い長いエピローグ――戦時期、光復、朝鮮戦争、そしていま/あとがき